みってなに託す想い

こうさくの旅立ちに寄せて-2-

kousaku-2

こうさくという存在があったからこそ、

今の私がいます。


命あるもの、

必ず別れの時はやってきます。

だからこそ、

今この時を、

しっかりと

愛犬ちゃんと向き合ってほしいと、

こうさくの旅立ちに当たって

改めて感じています。


別れの寂しさや辛さは、

当然のごとくありますが、

私は、

その時々を一緒に過ごし、

一緒に成長してきました。

 

「なんで、そんなに普通でいられるの?」と、

何人もの同業者の方からも聞かれますが、

その時々をしっかりと向き合って、

自分の中に落とし込んできたからこそ、

別れはただ物質的な別れになっています。

 

もちろん、

そこにいた大きな存在、

重さを感じて、

その温かさを感じてきた存在が無くなることは、

言葉に表せない虚しさ等ありますが、

そういう事をひっくるめてが、

『愛犬と暮らす』ことなんだと、思います。

 

忙しい日々に追われ、

愛犬に時間を割けない時もあります。


しかし、

日々、コミュニケーションを取り、

信頼関係を築いていれば、

私たちの愛犬たちは

必ず理解してくれています。

 

 

こうさくと暮らしていく間に、

私は畜産現場に身を置く時期がありました。


生ませて、殺し、食べる。

手をかければ

その命を長らえさせることができると
分かっていても、

その時の私たちは、

その手間と経済性を瞬時に判断し、

時に見捨てるときもあります。

まだ20代前半の私には、

心の持っていき方が分からずに

随分と悩んでいました。


そんな時も傍らにいて、

全幅の信頼を寄せていてくれた、こうさく。


産業動物とペットとは違うとわかっていても、

目の前にいるこの羊や牛や豚たちと、

こうさくは何が違うのだろうと考え、

その答えを見つけた後も

 

「いつ、どんな風に別れが来るかわからないから、

一緒にいられる時間を幸せに過ごしてほしい」と

強く思うようになりました。

 

たぶん、

他の家庭犬よりも様々な場所へ行き、

多くの経験をしたこうさくが、

次はどこに行くのだろうと思うと同時に、

今はまだ、

そこにいる様な感覚でいます。

 

老化による、

足腰の痛みなどはありましたが、

その3週間ほど前までは

ピンピンと暮らしていました。


突然の嘔吐から、

食事や点滴の拒絶、

寝たきりになるかも。。と

急遽購入した介護用マットも、

たった数時間でしたが、

その上に横たわることもしてくれました。


身体の自由が利かなかった

最後の2日間は、

既に耳があまり聞こえていなかったからか、

目だけで私を追いかけ、

私が見える位置にいると

安心して寝てくれていました。

 

その日、

仕事が一段落して、

おしっこに連れ出そうと

抱きかかえて庭に連れていく時は
いつも通りだったのに、

おしっこを終えて

再び抱きかかえてベットに横たえようとしている

何秒かの間に、

こうさくは旅立ちました。


まさか。。

というタイミングで逝ったこうさく。

 

私たちをよく知る獣医さんは、

「そのタイミングを待ってたんだね」と、

「腕の中でなんて、ほとんど無いよ」と、

声をかけてくださいました。

 

本当のところは、

こうさくに聞いてみないと分かりませんが、

こうさく自身がその時を選ぶことで、

「ひとりで逝かないでね」という、

最後の

私のお願いを叶えてくれたんだと思える状況に、

こうさくと過ごした日々に、

こうさくも私と過ごした日々に

幸せを感じてくれていたのだと思って、

前に進んでいこうと思っています。

 

金曜日の夕方、

私の仕事が一段落着いた時、

こうさく用に買ってあげた
介護用マットも使ってくれて、

そして

私の腕の中で逝ったこうさく。

 

本当に、私のことをよく分かってくれる、

最高のパートナーでした。

 

今後は、

こうさくが与えてくれた、

たくさんの思い出や経験を、

すおうやきびたと共に、

一人でも多くの

飼い主さまと愛犬ちゃんの幸せのために

役立てていこうと思います。


そして、

しつけやトレーニング技術だけではない、

『愛犬と暮らす』ということを、

その素晴らしさを伝えていける

ドッグトレーナーになれるよう

努力していこうと思います。

 

とりとめもない文章を
最後までお読みくださり、

ありがとうございました。


こうさくの存在が、

みなさまと愛犬ちゃんとの暮らしに

少しでもお役に立てたことを信じて、

今後も活動していきます。

 

今後とも、
みってなをよろしくお願いいたします。

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