活動報告

ドイツ・スイス研修 vol.2 〜必須のレッスン〜

imageスイスに移動して早々に、この地域でとっても人気のあるドッグトレーナーさんのレッスンを見学に行ってきました〜
この先生、所謂 “普通” の考え方ではないそうですが、一週間で150頭ものワンコをレッスンしているそうです!wow!!

2〜3年前から、スイスでは一時間のこのレッスンを5回通うことが義務付けられたそうで、その5回のレッスンは毎回違うところに行き、違うことをするそうです。

今回のレッスンでは、まずスポーツ用品店に入りマナーを学びます。
置いてあるボールに気を取られてはいけないし、靴を咥えてもいけない。
靴下だって、飼い主さんが触ったりしても、何事もないように振る舞えるように、練習です。
すべて売り物ですから、お店の協力はもちろん必要ですが、飼い主さんたちの心構えも当然しっかりしています。

そして、台車のガラガラ音が苦手なワンコが少なくありませんが、敢えてスーパーのエントランスで待てなどの練習もします。
日本では「怒ってはいけない」という考え方が当然のように浸透していますが、このレッスンでは「いけない」という事もワンコ達にきちんと伝えていました。
しかし、大事なのは伝え方。
一瞬でタイミング良く伝えます。そして、当然ですが体罰などは使いません。
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次に駅に向かい、電車やエレベーターなどにビックリしないように練習です。
私たち人間でさえも、ビックリする事もありますが、万が一ワンコが電車を怖がっても、下手に声をかけないそうです。
ただリードを短くしっかりと持って、隣に一緒にいる。
この態度が大事なんだそうです。
日本では犬達が自分の足で電車に乗れませんが、このびっくりし過ぎないようにするレッスンは、ドッグランなどで他の犬に怖がっていたり、車などが怖くて立ち止まったり逃げたりしてしまうワンコへどう対応するか。。という考え方にも繋がっているように思います。
小型犬でよく見られますが、「怖がっているから抱きかかえる」。
これは、そのワンコが「怖い」と感じている気持ちを克服するチャンスを奪っているだけだと改めて感じました。
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日本では、まだ浸透しきれていない考え方が所々にありました。
しかしそれは、日本でもベテランの訓練士やドッグトレーナーから当たり前のように教えていただいた事でもありました。
つまり、「人は人、犬は犬」なんです。
犬との生活を選んだのなら、「人間だけの生活」から「犬との生活」に変えていく義務が私たち飼い主にはあります。

今までの私のレッスンでもお伝えさせていただいていましたが、
今後のレッスンでは、もっときちんとお伝えさせていただこうと思います!
乞うご期待ください!

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