活動報告

セミナー・講習会の記事一覧

ドイツ・スイス研修 vol.5 ~スイスの犬施設~

image スイスの犬事情、お伝えしますよ~

この緑のポストに見えるモノ。。。犬のうんち用ごみ箱です^^
その名も『 ロビドッグ robidog 』。
うんち用の袋も設置してあります。
以前、スイスに住んでいた時、頻繁にチェックしていましたが、袋がなくなっていることはほぼ無く、現地の方に聞くと『不必要にとる必要はない』と、必要な分だけを必要な時に使うようにしているそうです。image
そして、このボックスに溜まったうんちや、袋の補充、近辺の掃除なども、各自治体が行っているそうです。
ちなみに、このボックスは、農道にポツンと設置されています。住宅街からこの農道にお散歩に来る方が多いということです!(^^)!

image そして、こちらも、犬のうんちボックスです。
が、ここには『おトイレスペース』もありますよ~
大型車が停まれるくらいのスペースが柵で囲われています。
このスペースには、草が生え、しかもきちんと刈られています。
さらに、隣接した同じくらいのスペースには入口もあるのですが、これは、ウサギやモルモットなどの小動物用スペースだそうです!
しかし、よく見ると猫さんがウサギさんスペースに陣取っているではありませんか~( ゚Д゚)
しかも、この猫さん、うちのファミリーのネコさんでした~。。

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このうんちボックスは、住宅街や路地にも設置されています。
ドイツやスイスに行く機会があれば、是非探してみてくださいね!

ドイツ・スイス研修 vol 4 ~夜のグループレッスン~

image vol2で、お伝えした、カリスマドッグトレーナー主催のグループレッスンを見学させていただきましたよ~

私が居候していたお家のファミリーに車で連れて行ってもらったのですが、真っ暗な山を登り、着いた所は、やはり真っ暗な場所。
投光器が設置されていなければ、地面すら見えない。。
どうやら、このトレーナーさんは牛農家の奥様だそうです。
ご自分のお家が所有する放牧地の一角を囲い、トレーニングスペースとしていました。

夜7時から約1時間半。15匹くらいのワンコと飼い主さんが霧雨の降る中、一生懸命トレーナーの話を聞いていました!image
まず初めに、トレーニングエリアを出て、可能なワンちゃんはノーリードで、放牧地を歩きます。
真っ暗すぎて、飼い主さんは懐中電灯を、ワンちゃんたちはピカピカ光る首輪をしていました。
ここで、素晴らしい出来事が^^
レッスンが始まったときは、他のワンちゃんたちに恐がり気味の白トイプーちゃんがいました。
このトイプーちゃん、全員と全頭で歩いている際あえてノーリードにされていましたが、みんなに置いて行かれないように一生懸命追いかけてきます。
その走る勢いに助けられ、10分後くらいには周りのワンちゃんと走り回りながら、飼い主さんたちについてこれるように^^
その後のレッスンも、怖がることなく受講していましたよ!

imageまた、レッスン最後のフリータイムでは、ワンちゃんたちをノーリードで走り回らせていましたが、一匹のビーグルちゃんが壁際にへばり付いてしまいました。
そのビーグルちゃんの飼い主である小学生の男の子が、すぐにそのビーグルちゃんのそばにしゃがんでなだめ始めました。
それを見つけたトレーナーさん、すぐに飼い主さんにアドバイスをしに行きましたが、どのようなアドバイスだと思いますか??
『早く犬から離れなさい!』とのことでした^^;
この意味お分かりになりますか??image
『怖いことがあっても愛犬ちゃん自身で対処できるように、ほかのワンちゃんの輪の中へすぐに連れ戻す努力をするべき』という考え方です。
みってなも、この考え方には大賛成です。
怖がっているから守るのではなく、怖いものを減らしていけるよう助けてあげたり支えてあげることが重要だと、みってなは考えます。image
最初はちょっと厳しいように感じる方も多いですが、グループレッスンやデイケアで、どんどん怖いものを克服して他のワンちゃんたちと遊べるようになっていくのを見るたびに、この考え方は間違っていないと感じています。
ぜひ、みなさまも『守るのではなく支えて』あげてください!

ドイツ・スイス研修 vol 3 ~ペットショップ~

DSCN6120 スイスのペットショップに行ってきました~

日本にあるペットショップ、みなさまはどのようなものを想像されますか??
私が滞在していたスイスの町にあるこのペットショップ、
正しくは「犬と猫のお店」と看板があり、店内に置いてあるものも犬と猫グッズです!

しかし、日本のペットショップと違い、生き物である生体は売っていません。
あくまで、ドッグフードやお散歩グッズ、おもちゃなどの『モノ』のみ置いてあります。

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日本でも大袋で売られているものも多く置いてありましたが、スイス製のドッグフードやヨーロッパ製のドッグフードも少々割高ではありますが売っていました(‘_’)image
もちろん、日本と同様に、ホームセンターでもペット用品は売っていますが、ドッグフードがびっくりするほど安く、素通りしてしまいました~
さらに、ホームセンターのペットコーナーでは『犬・猫用』のフードやおもちゃやリード以外にも、『ウサギ』はもちろん、『馬・牛・豚・鶏』などのフードや用品も売っていました。
畜産農家ではなくとも、ペットとして飼われている方も居ますから、当然と言えば当然ですが、見つけた時はちょっとびっくりしました( ゚Д゚)

おもちゃは、コングなど日本でも店頭でよく見るものが多かったですが、リードや首輪、ハーネスなどの種類がとてもたくさんありました!
そして、日本のお店ではあまり見かけない、警察犬や救助犬が使うような訓練用品やチェーンの首輪なども置いてありました。

そして、みってなも勉強しているホリスティック用品も目立つところに展示してありました!
以前みってなが研修させていただいていた牛農家でも、牛の具合が悪くなると獣医さんがホメオパシーを処方されていました。
みってなも使いましたが、純粋ではなくなっているみってなには、いまいち効果がありませんでした;;
(ホメオパシーは、薬を飲んだことを自覚しにくい子供や動物にはテキメンに効くようです!!)DSCN6121

このような専門のペットショップは、町のそこらじゅうにあるわけでは無さそうでしたので、とってもラッキーでした!

ドイツ・スイス研修 vol.2 〜必須のレッスン〜

imageスイスに移動して早々に、この地域でとっても人気のあるドッグトレーナーさんのレッスンを見学に行ってきました〜
この先生、所謂 “普通” の考え方ではないそうですが、一週間で150頭ものワンコをレッスンしているそうです!wow!!

2〜3年前から、スイスでは一時間のこのレッスンを5回通うことが義務付けられたそうで、その5回のレッスンは毎回違うところに行き、違うことをするそうです。

今回のレッスンでは、まずスポーツ用品店に入りマナーを学びます。
置いてあるボールに気を取られてはいけないし、靴を咥えてもいけない。
靴下だって、飼い主さんが触ったりしても、何事もないように振る舞えるように、練習です。
すべて売り物ですから、お店の協力はもちろん必要ですが、飼い主さんたちの心構えも当然しっかりしています。

そして、台車のガラガラ音が苦手なワンコが少なくありませんが、敢えてスーパーのエントランスで待てなどの練習もします。
日本では「怒ってはいけない」という考え方が当然のように浸透していますが、このレッスンでは「いけない」という事もワンコ達にきちんと伝えていました。
しかし、大事なのは伝え方。
一瞬でタイミング良く伝えます。そして、当然ですが体罰などは使いません。
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次に駅に向かい、電車やエレベーターなどにビックリしないように練習です。
私たち人間でさえも、ビックリする事もありますが、万が一ワンコが電車を怖がっても、下手に声をかけないそうです。
ただリードを短くしっかりと持って、隣に一緒にいる。
この態度が大事なんだそうです。
日本では犬達が自分の足で電車に乗れませんが、このびっくりし過ぎないようにするレッスンは、ドッグランなどで他の犬に怖がっていたり、車などが怖くて立ち止まったり逃げたりしてしまうワンコへどう対応するか。。という考え方にも繋がっているように思います。
小型犬でよく見られますが、「怖がっているから抱きかかえる」。
これは、そのワンコが「怖い」と感じている気持ちを克服するチャンスを奪っているだけだと改めて感じました。
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日本では、まだ浸透しきれていない考え方が所々にありました。
しかしそれは、日本でもベテランの訓練士やドッグトレーナーから当たり前のように教えていただいた事でもありました。
つまり、「人は人、犬は犬」なんです。
犬との生活を選んだのなら、「人間だけの生活」から「犬との生活」に変えていく義務が私たち飼い主にはあります。

今までの私のレッスンでもお伝えさせていただいていましたが、
今後のレッスンでは、もっときちんとお伝えさせていただこうと思います!
乞うご期待ください!

ドイツ・スイス研修 vol1〜TIERisch gut〜

imageドイツのカールスルーエという街で開催されていた、

「メッセ」というペット博のような催しを見てきました〜

ドイツやスイスでは、いろいろな分野でのメッセが開催されており、「家庭の動物」というテーマでの、この「TIERisch gut」がどのようなものか、見てきました!

日本のペット博と同じく、様々なワンコが来ていましたが、ほぼ日本で開催されているペット博と同じ様に、広い場所でたくさんブースが出店してオモチャや首輪、おやつなどが売っていました。
ペットフードは日本でよく見るメーカーさんが少なかったですが、オモチャやリードや首輪などは多くが日本でも売られているものでした。

また、ドッグダンスの発表会や警察犬のデモンストレーションも行われていましたよ〜。

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そして、そして、スイスにももちろんある、「ロビドッグ」と呼んでいるワンコのウンチ袋、そして、おしっこ場所も、設置してありました〜。おしっこ場所は、ホールとホールの間の広い芝生で、日本とのスケールの違いに改めて感心させられました。

さらに、ドッグショーも行われていて沢山の犬種がいましたが、会場に来ていたワンコ達全体を見渡しても、小型犬が少ないように思いました。

写真を撮らせていただいたワンコたちは、決して"ペット博でしか見られない"というような犬種ではなく、「ドイツでは多くはないけれど普通にいるよ〜」と、飼い主さんたちは言っていました。
その中でも、ゴールデンレトリーバーやラブラドールレトリーバー、そして何と言っても所謂”オオカミ犬”(日本では殆ど見ることはありませんが)、ドイツでは沢山飼われているそうです。
ちなみに、ダックスフンドは、メッセ会場内ではスタンダードしか見られませんでしたが、体への負担が多いことなどからドイツでも頭数が減ってきているそうです。

これら大型犬達は、「12km毎日自転車で走ってるわよ〜」と飼主さんが話してくれたり、ガンドッグなどのドッグスポーツを楽しんだりしているそうです。

スイスでもそうですが、日本では「雨の日は汚れるから散歩に行かない」と多くの飼主さんが言うような犬種も、当たり前のように雨の中を散歩したり、ドロドロになる様な場所でも抱きかかえることなく遊ばせていました〜。
真っ白いはずのプードルが、文字通り泥んこになっていましたf^_^;)

メッセ会場内では、よく言われる「ドイツの犬は吠えない」なんて事は無く、普通に吠え声は聞こえていました。
ただ、ちょっと違うなと思った事としては、怯えたり怖がっていそうな表情をしている犬達はほぼ見られず、ただ通り過ぎるワンコとの相性が悪くケンカを売っているだけのように思いました。
その際は、間髪入れずに怒られてましたが(・_・;
なので、「ワンワン」とは聞こえてきますが、悲鳴や雄叫びのような声は聞こえませんでした〜

何よりも、どのワンコも話しかけてくる外国人(みってなの事です)に驚くこともなく、とってもフレンドリーでした^ ^

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